日本におけるスマートグリッドとはどうなっているのか、少し説明していきましょう。スマートグリッドを導入する前に、そもそも日本の送配電線網は賢い電線網であると言われてきました。その安定性は他の国と比較しても比較にならない程だそうです。実際に年間の事故停電時間は日本では20分くらいだそうで、アメリカやヨーロッパと比べても半分以下~1/5程度と言う事ですから数字の上でも明らかです。日本の送電線網はシステムが通信化されており、あらゆる管理が成されています。世界の送電線網では停電や事故が起きた際に通報が無いと分からないと言う所が多い様ですが、日本では停電や事故が起きるとシステムがしっかり検知しますので、迅速に対処する事が出来るのです。既にこうした送電線網システムが有る日本では、停電事故の為にスマートグリッドを入れると言うのは不要ではないかと考えられるのです。では日本ではどういった意図でスマートグリッドを導入するのかと言うと、太陽光・風力発電の様な再生可能エネルギーを利用していくと言う目標の基で構築されていくのではないかと言うのです。
既に政府は2005年に比べて20倍の太陽光発電量を導入すると目標を定めたのをはじめ、風力発電についても実証実験が既に始まっています。再生可能エネルギーを取り入れていく準備が着々と勧められています。ただ、これらの電力は安定供給と言う点ではまだまだ不安定な所が有り、この導入の鍵となるのがスマートグリッドとなるのです。